代表的なオープンソース

ソースコードを誰でも使えるように公開しているオープンソースは、数多くのソフトウェアやサービスなどで用いられている手法です。公開することによって多くの人が修正や進化をさせやすく、バグなども発見しやすくなるためです。
また、拡張性が求められるソフトウェアにおいては、非常に良い働きをします。

オープンソースを用いられている代表的なソフトウェアが、WordPressです。
多くのWebサイトで使われているブログソフトウェアであるWordPressは、基本的なプログラム言語をオープンソースであるPHP、データベース管理などに同じくオープンソースであるMySQLを用いています。そのため、PHPによる利用しやすいテンプレートが設定できたり、拡張機能の開発が盛んといった恩恵があります。

世界でもっとも使われているオープンソースが、Google社などが主導して開発を行っているスマートフォン、タブレット向けOSであるAndroidです。世界中のスマートフォン、タブレットで使われており、市場においてのシェアもトップクラスになっています。
Google社は、このOSをあえてオープンソースで公開しています。オープンソースにして誰でも使えるようにすることで、Android、そしてGoogle社の市場シェアや人気を向上させ、他のサービスなども定着させるという狙いがあるためです。
そのためオープンソースである一方、商業利用などをする際は、Google社の許可と一部アプリの導入が必要など制約もつけられています。